『えみはる食堂』でいただく──日常に寄りそうごはんとインドのお茶「ニルギリ」

2026年の今年5月より、夜営業がスタートした『えみはる食堂』
営業が始まってからというもの、岩井もさっそく予約を入れて通わせてもらってます。
毎週水曜日の19:00〜22:00が営業時間で、前回紹介した「só ソウ」同様にHAPUNA COFFEEでの間借り営業。
普段の暮らしに寄り添う、やわらかくてほっとするような味わいの夜メニューです。

野菜たっぷりのプレートご飯に種類豊富なお茶とデザートが用意されています。
手書きのメニューとあたたかなタッチで描かれた絵と人形が並んでいて、はじめて訪れた時もどこか懐かしくなるような空気感がありました。

えみはるさんゆかりの農家さんから、その季節ならではの野菜を分けてもらい、畑の景色がそのまま食卓に届くような一皿に仕立てられている所こそ『えみはる食堂』の醍醐味。

えみはるさんはご自身の経験も知識も本当にたくさんお持ちで、会話の端々から次々と言葉が溢れます。野菜への愛情と情熱には、思わずうなるほど心を揺さぶられます。
気がつくと「そうだったんだ!」と相づちを打ちながら、毎回つい身を乗り出して聞き入ってしまう程。

本日のワンプレートには、色とりどりの副菜がきゅっと寄り添うような盛りつけで、一皿の上に小さな食卓がもうひとつひらいたみたいです。
どのおかずから箸をのばそうか迷うひとときさえ、ささやかな贅沢で、自分へのご褒美。

えみはるさんの地元、愛媛の郷土料理「さつま汁と麦ごはん」
焼いたタイやアジなど、くせの少ない魚をほぐして、麦みそと一緒にすりつぶし、麦飯にかけて食べる料理。愛媛とのつながりがあまりない岩井にとっては、とても新鮮な料理でした。

オクラと青じそ、こんにゃくと布海苔が彩りよく寄り添い、夏の熱気をしずめてくれる麦のぷちぷちとした食感がたまらなく美味しかったですね。

ワンドリンクは「ニルギリ」をオーダー。
日本のお茶のようにすっと口になじむ1杯で、ワンプレートのやさしい味わいをそっと引き立ててくれました。

大州芋(おおどいも)のフライに甘みそを添えて、ひとくちごとに味の表情を変えながら楽しめるのもポイント。
ほくほくとした芋の甘さに、みそのコクが重なって、箸が止まらない。

デザートは河内晩柑(かわちばんかん)のちゅるちゅるゼリー。
グレープフルーツに似た大きさと見た目の、すっきりとした味わいの柑橘。幼いころ、実家で祖母がよく皮を剥いてお皿に盛ってくれた光景がふっとよみがえりました。

食後には、「お茶」にまつわるちょっとした雑学の話に花が咲きました。

葉っぱの大きさや色合いによって、お茶を淹れるときの温度や時間も変わってくるのだそう。今回の「ニルギリ」は葉が細かく、100℃の熱湯でさっと短時間で抽出。

お茶の種類にあわせて、注ぐ容器もさりげなく使い分けていました。

今回のディナー以外にも、出張料理教室やマルシェへの出店など、様々なかたちで『えみはる食堂』のごはんは町のあちこちに顔を出し始めています。

旬の野菜のおいしさや、日々の食卓を少し楽しくする工夫を惜しみなく分けてくれる姿は、まるで「移動する食卓」のようでした。
プレートに並ぶ野菜はもちろん、お茶も驚くほどおいしく奥行きがあって、じっくり味わいたくなる1杯ばかり。
ぜひ一度、足を運んで体験してみてほしいですね。
『えみはる食堂』のInstagramは下記から⬇︎

今回の写真、Nothing Phone(3a)のカメラを使用してます。
投稿者:岩井智哉









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