おうちのような居心地の立ち呑み「備前屋」で一杯
大阪府池田市。阪急宝塚本線で梅田駅から20分ほどで着くこの場所は、チキンラーメンの発祥の街として知られ、ダイハツの本社やウォンバットを動物園で見ることができる小さな観光地であり、大阪の空の玄関口、伊丹空港も池田市にもまたがっている。
池田駅改札口から徒歩2分くらい、ステーションNというビルの1階にあるのが「備前屋」である。

赤い絨毯を渡り、暖簾をくぐると「おかえりー」と迎えられる。電車に揺られ池田に帰ってきたなと感じるのは大学終わりに寄っていた学生時代も、引っ越して地元池田にもう一度帰ってきたときも同じであった。中にはコの字型のカウンターがあり、好きなところに立つ。
「どうするー」と聞かれ、私はいつも通り、サッポロビールの「赤星」大瓶とチーズクラッカーを。これが相性いいのだ!立ち飲みで洒落たことをしているような酔った気分と、クラッカーに挟まれたチーズは全て違うもので飽きない。気分で今日はどれからつまもうかと考えるのも同じものを注文している中で「新鮮な気分」にさせてくれる。

これが私のハッピーセット。
池田には「呉春」という銘酒がある。備前屋では呉春をお値打ちで楽しむことができるのだ。

この日は呉春の特吟と三千盛を。地元の酒と将来移住を考えている岐阜の酒だ。どうでもいいが岐阜にも池田という街がある。
呉春の特吟は他ではみたことがない。飲めるのは珍しい。呉春は五月山の伏流水を汲み上げる井戸水を使用している。5味のバランスがちょうどいい酒である。
酒蔵近くでマンション建設の計画があったが呉春のファンや酒屋、住民の反対で中止になったのは池田市民はみんな知っていることだろう。生まれて22年住む私も小学生の頃には聞いたことがある話である。
1杯目は赤星、2杯目からは日本酒を呑む私だが、欠かさず注文するのは、冷奴。地元池田の「川崎豆腐」の冷奴である。

のりとネギがたっぷりかかった冷奴は美味しく、のりで酒を飲むこともできる。チラッと映る兵庫県たつののカツオの醤油で。これがまた美味く、みんな横の「にいみ酒店」で買って帰るほどだ。

冬にはおでんがある。備前屋のおでんは絶品だ。甘くない出汁は私の好みで大好物だ。
備前屋の料理はどれも美味しく、素材にこだわっている。冬にいただいた岩津ねぎの天ぷら(兵庫県朝来のネギ)は絶品だった。シンプルな見た目で味は逸品。こういうのがたまらない。
お造りの醤油は店長の出身である福岡の甘い醤油を。調味料から垣間見える地元愛も結婚で池田に嫁入りされた移住者ならではのこだわりだ。

日本酒の楽しみは夏酒やひやおろしなど、季節を味覚で楽しめるところにあると私は思う。店長の地元のお酒、喜多屋の夏酒を。いつも来ると店長に日本酒をお勧めしてもらい、淹れてもらう。備前屋はあまりに日本酒の種類が多く、悩んでしまうのだ…しかも1合もある上、お値打ちで!
チキンラーメン館で遊び、動物園に行き、そのあとに寄るのもよし、伊丹から飛行機乗る前に寄るのもよし、観光客にも優しいお店なので、お酒好きはマストで「酒処備前屋」をチェック。
営業時間は16時から21時。平日のみの営業なのでお忘れなく!
https://maps.app.goo.gl/DCyT5e2p8MX1rQ7y7
今回の写真はiPhone 16 Pro、iPhone 13 miniを使用しています。16 Proは店長と同じ日にiPhone予約したような。
投稿者:谷勇磨







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